不動産が売れることはアテにできない

伯父の話です。伯父は兄弟と日頃から仲が悪く、また長男ということで威張り散らしていました。 それが、相続手続きをなかなか進めることができない原因でした。 「おまえたちは、俺の言うとおりに実印を押せばいい」と言わんばかりの話ぶりで、何の相談をすることもなく、遺産分割協議書を用意し、兄弟たちに持っていったそうです。 相続するものとして、貯金はほとんどなかったので葬儀等の費用に当て、あとは伯父が住んでいる場所の土地と、その建物があります。 その土地が、都内でもそれなりに良い場所で、これから購入するとなると、かなりの金額になる場所です。ということは、兄弟たちにとっては、それがそっくりそのまま兄のものになって、自分たちには何も残らないというのは、おもしろくありません。それは当然のことです。 もめにもめて、結局その土地を売って兄弟で平等に分けるということで、話はついたのですが、さらに問題として、その土地が売りにくい土地だったのです。 道路の面する部分は狭く、奥行きのある細長い土地なので、利用価値としては低いのです。 売りに出してもなかなか売れることがなく、数年がたちました。 都会での土地利用はこういったところで、価値が変わってくるのだと痛感しました。
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